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一人法務の仕事はつらい?中小企業・ベンチャーに転職前に知っとくべきリアルな実態

一人法務

一人法務の実態とは?

  • 一人法務はきつい?仕事内容はどんなもの?
  • 法務としての実務経験やスキルはどの程度あれば採用される?
  • 給料は高い?安い?平均年収どのぐらい?

企業規模の小さい中小企業やベンチャー企業では、

社内の法務担当者が一人しかいないケースが少なくありません。

いわゆる「一人法務」というやつですね。

一人法務は、社内の法務の仕事をすべて1人で処理しますから、

責任やストレスはかなりのものです。

ただし、一人法務の経験は法務職としてのキャリアアップにつながりますし、

人間関係のストレスが少ないことから、あえて一人法務という働き方を選択する人も多かったりしますね。

この記事では、一人法務の仕事に興味がある人向けに、その雇用環境や勤務実態をお教えします。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

一人法務に転職するために必須要件となるスキルや実務経験は?

一人法務

一人法務に転職するために必要なスキルは?

大企業のように法務部を設けることができていない中小企業では、法律を学びリーガルマインドを培ってきた人材は喉から手が出るほど必要とされています。

そのため、少しでも法務に携わったことがあれば転職のチャンスはあります。

私の場合、従業員450人ほどの中小企業に一人法務として転職しましたが、それまでの経験としてアピールできたのは労働法関連の実務経験が主なものでした。

資格は、ビジネス実務法務検定2級を取得していましたが、労働法関連以外の法務は未経験です。

そもそも、私が法務に転職した経緯は、前職の一般的な総務事務からのステップアップとして法務領域を経験したいと考えたからです。

法務職としてのキャリアアップを目指す気持ちがあれば、充分一人法務を志すことができるでしょう。

一人法務の給料ってぶっちゃけどう?

現在の私の給料は、毎月の手取りが35万円、ボーナスは年2回であわせて手取りが130万円、毎月平均して30時間残業し、残業代は月80,000円前後という状況です。

私の会社では、法務の一環として株主総会の運営を行っているため、決算から株主総会終了までは繁忙期となります。

この時期は、残業も月60時間近くとなり、その分給料の手取りも月50万円近くになります。

なお、一人法務の場合、固定残業代の求人はお勧めしません。

急な依頼で契約書の作成や内容チェックが入るときもあり、一人でこなす必要がある中で、案件が重なってしまうと遅い時間まで残業することになるからです。

求人を探す際には、契約書作成などの一般的な法務作業から始まって、マネジメントまでの領域にステップアップしていける可能性があるかどうかを重視しましょう。

【※天国と地獄…】企業法務部にはこの「2種類の人たち」がいます

【一人法務の仕事内容】実務できつい・つらいと感じる瞬間5個

一人法務

一人法務の仕事がきつく感じる瞬間って?

1. 社内のルールができあがっておらず手探り状態…がつらい

一人法務だと、社内における法務の方向性について明確ではなく手探りで進めるところがあります。

上司もおらず、経営陣も「法務は必要だけど方向性はよく分からない」といった状況です。

法務のスタンスとしてどういう契約書の中身を作ってほしいのか、打ち出しはないのに契約書の内容審査や作成依頼は次から次へとやってくるため、

業務量の多さもさることながら精神的にも疲弊してしまいがちなのです。

そんな時は半ば開き直って、とりあえず自己流でやってみることを心掛けたりしています。

最初は不安もありましたが、自分の意見がそのまま生かしてもらえるということもあり、法務草創期を自分が作り上げているという楽しみもあります。

中小企業における一人法務ならではの経験だとも言えるでしょう。

2. それって経営者の判断では?みたいな仕事が来てつらい

一人法務をしていると、経営者が判断するべき内容を業務としてまとめることもあります。

その最たる例が、コーポレートガバナンス報告書の作成です。

株式を上場している会社では、コーポレートガバナンス報告書の作成が求められます。

会社法に関連するものであるため、「コーポレートガバナンス報告書は法務でまとめて提案して」と経営会議の資料作りを頼まれるのです。

しかし、コーポレートガバナンス報告書の内容には、社内のガバナンス体制の考え方のほか、人材育成方針やサステナブル経営など、

会社が今後どう歩むべきかを示す、まさしく経営判断に関する事項も少なくありません。

「それって法務で決めていいの、経営者の判断ではないの」と躊躇しながらも、他社の記載事例を参考にして記載しています。

3. 契約書に関することを丸投げされてつらい

会社によっては、契約書に関することは法務に全部任せよう、というような空気もあります。

法務担当として社内にアナウンスされ、初めて依頼された案件の話しです。

契約書に賠償責任額の上限について記載がありました。

「上限額を設けても大丈夫なの?」と聞かれ、むしろこちらが聞きたいですという言葉を飲み込みながら、当社にとっての具体的なリスクについて説明しました。

経営陣が取引先とのパワーバランスで上限額を設けても仕方がないと判断したのならそれでもよいし、

リスクがあるから削除することを交渉しようというのならそれでもよいと思います。

法務にその点の判断を求められても困るというのが正直なところなのですが、「契約書のことだから法務で決めて」みたいな雰囲気はよくあります。

4. 他部署のミスで謝罪に同席させられてつらい

他部署のミスで謝罪に同行させられるのも一人法務のつらいところです。

私自身も、謝罪に同席してほしいとの依頼を受けることがありました。

なぜ法務が同席するのか、事情を聞いてみると、当社のエンジニアによる設計ミスが発覚し、顧客への謝罪の場で法的に不利なことを言わないようにしたいとのことでした。

気持ちは分からなくもないのですが戸惑います。

案の定、謝罪の場で顧客に名刺を渡した時、顧客は明らかに不思議そうな表情を浮かべていました。

話し始めたあとも、当社担当者は私の方をキョロキョロみてきて、本当にこれでいいのという不安げな表情を見せています。

顧客にこれ以上不信感を与えてはいけないと、腹を決め、途中から私が交渉の中心になって話しました。

あとで、当社のエンジニアから、助かったよありがとうと言われましたが、こんなこと大企業の法務ではない経験かなと思います。

5. コンプラ違反の片棒をかつがされそうでつらい…

法律を学んだ身としては、コンプライアンス違反の片棒をかつがされそうになることも精神的にこたえます。

当社の設計ミスの謝罪の場に同席した際の、もうひとつの驚きエピソードです。

「事実と異なる契約書作れる?」と、

突然、顧客も当社のエンジニアもこちらを見て相談を持ちかけてきました。

どういうことですか、と聞いてみたところ、

「終わってない業務を終わったことにする覚書って大丈夫?」との意味のよく分からない相談が寄せられました。

絶対ダメですよ、と心で思いながら話を聞くと、後々の請求処理では両者にとってそれが都合が良いとの説明がありました。

都合が良いこととコンプライアンス違反は天秤にかけられないと話し、嘘の契約書作成という事態は避けられました。

こういったエピソードが出てくるのは、一人法務は、社員からみても何を助けてくれる存在なのかよく分からず、

何か抜け道を知っているのが法務と捉えられているからだと思います。

法務には「2種類の働き方」をしている人たちがいる

(法務には「2種類の人たち」います)

 

企業法務は人気の職種ですが、

↓大きく分けて以下の2種類の働き方をしている人たちがいます。

  1. ホワイト企業で働く法務
    未経験でもきちんとお給料を稼ぐことができ、残業も少なく社員として尊重されながら働く法務担当者。
  2. ブラック企業でしんどい働き方をする法務
    年収300万円未満が相場。職場ではほぼ「使い捨て」「売上を上げていない部署=お荷物」のような扱いをされ、新人はろくな研修もなく現場に出されて放置される…。

↑実はこの2つ目の法務の仕事って、

新人時代の私が経験した職場なんです。

年収も250万円前後からスタートで、

貯金ゼロのギリギリの生活でした…。

ブログ管理人

入社した最初の週からサービス残業させられ、

「仕事は先輩を見ながら覚えて」といきなり現場に出されて、

教えてもらっていない仕事でミスをすると罵倒され…と散々な目にあいました。

結局このブラック会社の法務では1年半ほど働いたんですが、

さすがに我慢ができなくなって別の会社の法務に転職しました。

今から思えばさっさと転職すればよかったです…。

私が初めて法務になったのは10年ほど前ですが、

最近ではかなりブラック企業も減ってきた印象です。

ただ、それでも世の中的にはブラックな法務職の求人はまだまだ存在しますので注意して下さい。

実際の求人を見るとよくわかるかと思いますが、

ホワイト企業の法務求人と比較すると、労働条件の差は歴然としていますね。

(未経験OKの法務求人:クリックで拡大)

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↑この2つはどちらも「未経験OK」の求人ですが、

稼げる給料の金額はかなり違います。

ブログ管理人

2つ目の「年収低くてしんどそうな法務求人」に、

あえて応募する人なんていない…と思われるでしょう。

ただ、実際にはかなり優秀でやる気があるのに、

安い給料で働かされている法務職もいるのが現実です。

なぜこういうことになるのか?というと、

法務職って営業マンのように、

「自分の営業成績でお給料やボーナスの金額が決まる職種」ではないからです。

法務の給料は、

自分が所属する会社がきちんと利益を出しているかどうか?でほぼ100%決まってしまいます。

どんなに優秀でやる気のある人でも、

入社する会社が悪いと低年収になってしまうんです。

逆に言えば、能力的にあまり自身がない実務未経験者であっても、

入社する会社がたまたま良くて、

ホワイトな環境で働けてる人もいるってことです。

なんだかずるい感じがしますが、

世の中的にはこういうことって普通にあるものです。

同じ働くなら、しっかりとお給料を稼ぎつつ、

まわりから感謝されながら仕事をしたいですよね。

ブログ管理人

>>現在募集中の法務求人で実際の年収を見てみる

ろくに利益の出ていないブラック企業で働く法務は地獄すぎる

(ブラック企業で働く法務の労働環境は過酷desu …)

 

くりかえしになりますが、

法務は営業マンと違って「営業成績で給料が決まる」という職種ではありません。

なので、どうしても所属する会社の業績に応じて給料が決まることになります。

タチが悪いことに、業績の悪い会社って職場の雰囲気も最悪になりがちなんですね。

みんな余裕がないので、営業マンたちからは「法務は利益を出していない部署(お荷物の連中)」みたいな扱いをされがちです。

新人の教育環境も悲惨になりがちですね。

右も左もわからない状況で、

いきなり営業さんが持ってくる契約書のリーガルチェックなどをやらされ、

ミスをすると人格を否定されるレベルの罵倒が飛んでくる…みたいなこともあります。

(実際、私の法務新人時代の会社はそんな感じでした。思い出すだけでお腹がキリキリしてきます…)

法務としてとても優秀なのに、

応募する会社をまちがえてしまったばかりに、

ブラックでしんどい働き方になってしまっている人はたくさんいるのが現実です。

法務のホワイト求人は「法務求人専門の転職サイト」で探そう

(法務の求人は「法務専門の転職サイト」で探しましょう)

 

このように、法務は入社する会社によって働き方がまったく違ってくる職種なので、

転職活動時に応募する会社をまちがえないようにすることが大切です。

あなたがどんなに優秀な人だったとしても、

ここをまちがえるとブラックでしんどい法務…になってしまう可能性が高いです。

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↑この記事を読んでいただいている方の多くは、おそらくこういう状況だと思います。

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ブログ管理人

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