- 法律事務所の事務職になりたい!
- 法律事務の志望動機の書き方は?
- 法律事務員(パラリーガル)の志望動機の例文は?
法律事務所の事務員やパラリーガル(法律事務員)は、弁護士業界に欠かせない仕事です。
弁護士のサポートをするという特殊な業務だけに、志望動機の書き方がポイントになってきます。
未経験者も実務経験者も、どういう書き方をすれば採用に繋がるのか気になりますよね。
今回は、私の法律事務としての経験を踏まえながら、将来性を買われる志望動機の書き方をアドバイスします。
押さえておきたいポイントと、使いやすい例文も紹介していますので、
これから法律事務の仕事に就きたい・転職したいという方はぜひ参考にしてみてください。
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この記事の目次
法律事務所・事務職の志望動機作成のポイント
1. なぜ弁護士業界を選んだのか?を書く
まずは、弁護士業界という特殊な業界を選んだ理由について、説明しましょう。
他の一般企業ではなく法律事務所を選んだことへの説得力が大切ですね。
未経験者の場合は、自身の経験に基づいたアピールが出来ないので、
「法学部で法律を勉強して興味を持った」「法律に関わる仕事で、学んだ知識を活かしたい」など、
自分が持っている能力と繋げてみましょう。
逆にNGなのは、「人の役に立ちたい」というような漠然とした言い回しです。
志望動機が曖昧だと、法律業界じゃなくてもいいじゃないか、と思われてしまいます。
実務経験者が転職する場合は、「この職種への興味がますます深まった」という方向で志望動機を述べられそうですね。
2. なぜ法律事務員として働きたいのか?を書く
弁護士業界の中でも、なぜ法律事務所の事務員になりたいのかを説明するのも大事です。
とくに法学部出身である場合は、なぜ弁護士志望ではないのか?というのは相手にとっても気になるポイントです。
未経験者なら、「弁護士をサポートする仕事がしたい」「依頼人と弁護士とを繋ぐ事務員になりたい」などが使えますね。
実務経験者の場合はやはりこれまでの経験が評価のカギになります。
前の法律事務所で評価されてきた自分の能力をアピールしながら、
「事務職としての経験を活かしたい」という考えを、上手に伝えましょう。
3. なぜこの事務所を選んだのか?を書く
たくさんの求人募集がある中でその事務所に応募してきた理由も、相手は知りたいものです。
あらかじめ事務所のホームページにしっかり目を通し、しっかり対策しておきましょう。
未経験者の場合は「自分が依頼者なら、この事務所に相談したい」という表現をすると、
他の事務所との差別化が図れます。
実務経験者の場合は、「自分のスキルは、この事務所でなら即戦力になれる」というように、
事務所の方針や仕事内容に則した形で、自己アピールをしてみましょう。
いずれにしてもNGなのは、「成長したい」「経験したい」というような、曖昧な言葉を並べることです。
「自分ならどんな風に事務所の仕事の役に立てるか」を具体的に伝えるのが大事ですよ。
経験者・未経験者別!志望動機の例文
1. 事務員(未経験者)の例文
法律事務員は、困っている人の役に立てるやりがいのある仕事だと思い、この職種を志望しています。
就職先を探すに当たって、様々な事務所のホームページやカタログを拝見しました。
貴所には、依頼人の立場に寄り添い、個人の問題に丁寧に向き合っている姿勢を強く感じ、
「私が依頼人ならこの事務所に相談したい」と思ったのが、貴所への就職を志望する理由です。
貴所で法律事務員として依頼人と弁護士のサポートをし、社会貢献出来たらと思っています。
早く仕事に慣れ、専門性を身につけてスキルアップしていきたいです。
2. 事務員(実務経験者)の例文
〇〇法律事務所で、〇年に渡り、法律事務員として勤務してきました。
今までは民事事件のみの担当だったので、刑事事件の担当も経験してみたいと考え、貴所への求人に応募しました。
貴所には、ご依頼者一人一人の声に寄り添い、小さな案件にも真摯に取り組んでいる姿勢を感じています。
新しい分野を一から学ぶ努力を惜しまず、今までの経験を活かして、即戦力になることをお約束できます。
3. パラリーガル(未経験者)の例文
弁護士のサポートをする仕事を通じて、自分自身も社会に貢献したいと考え、パラリーガルの仕事を志望しました。
私の語学力やコミュニケーション能力は、パラリーガルの仕事にも必ず役立つと考えています。
法律事務の経験はありませんが、積極的に業務を学んで、一日でも早く仕事に貢献したいです。
将来的には、法律事務のスペシャリストとなり、弁護士の補助業務を安心して任せられるパラリーガルを目指します。
4. パラリーガル(実務経験者)の例文
貴事務所の国際的でグローバルな仕事内容に、私の語学力がお役に立てると考え、応募させていただきました。
コミュニケーション能力や高い事務処理能力を求められると思いますが、
これまでのパラリーガルとしての経験を活かし、弁護士のサポートをしていきたいと考えています。
ブラックな法律事務所で働く職員の雇用環境は悲惨すぎる…
これから法律事務所への転職を検討している人は、
労働環境劣悪なブラック事務所にまちがえて入社しないように注意してください。
ブラック事務所で働くのって、
有資格者/無資格者を問わず悲惨すぎます。
↓例えば、こんな感じで搾取されながら、
しんどい働き方をしている人は少なくありません。
- 代表弁護士がパワハラで、罵声が日常的に飛ぶような職場…。
- 未経験新人なのに、何もわからない状態で現場に出され放置される。
- 常にサービス残業で最低賃金レベルの給料しか稼げない…。
- 無意味な飲み会にしょっちゅう強制参加させられる。
- パラリーガルは雑用扱いで、ちゃんとした実務経験を積めない…。
↑実はこれ、私自身が過去に経験したブラック事務所の実態なんです…。
(結局、その事務所はさっさと見切りをつけて別の事務所に転職しました。今から考えると本当に無駄な時間と労力でした…)
法律事務所ってどこも小さな組織ですから、
経営者である代表弁護士がほとんどの権限を持っています。
労働組合みたいなものも普通ありませんから、
代表の考え方によってはブラック企業そのもの…
みたいな雇用環境になってしまうことが少なくないんです。
もちろん、こんなブラックな法律事務所ばかりではありませんよ。
職員の離職率を少しでも下げ、長く働いてもらうために、
↓ホワイトな労働環境を作る努力をしている事務所もたくさんあります。
どうせ働くなら、
相場より高いお給料を払ってくれて、
雇用環境的にも働きやすい事務所で働きましょう。
これから初めて働く未経験の方も、
雇用環境に配慮しているホワイト事務所の方が、
しっかりとした教育を受けながら実務経験を積めますから、
長期的に見てもキャリアにプラスになりますよ。
ホワイトな法律事務所の求人は、
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将来独立する人や、未経験の人も給料にはこだわるべき
- いつかは独立するから、勤務時代のお給料にはこだわらない。
- 若いうちの苦労は買ってでもすべき…。
- まだ未経験なので、法務の実務経験を積めればどこでもいい。
↑こうした理由で、とりあえずはブラック事務所でもいいや…
という感じで勤務先を選んでしまう人は少なくありません。
しかし、こういう職場の選び方は絶対にやめた方が良いです。
将来的に法律家として独立するにしても資金は必要ですし、
どのぐらいのお給料を稼ぎながら働くかは、
法律家として仕事へのプライドを持てるかどうか?にも関わってきます。
ブラック事務所は人材教育もぞんざいであることがほとんどですから、
積める実務経験の質も低くなりがちなのも問題です。
これから未経験で法律事務所への転職を目指す方も、
すでに法律事務所で働いている実務経験者の方も、
お給料や雇用環境にはしっかりこだわるようにして下さい。
同じ働くなら、稼げるお給料は少しでも高いにこしたことはないですしね。
今すぐは転職できない人も、やっておくべきこと
今すぐは転職するかどうかわからない、
まだ転職活動を始めることができない…という方も、
法律職むけの転職サイトで無料登録だけは早めにやっておきましょう。
良さそうな求人を見つけたら、ブックマーク保存しておきましょう。
これを早めのタイミングでやっておくと、
いよいよ転職活動をせざるを得ない…となったときに、
たくさんの選択肢の中から求人を選ぶことができて有利です。
転職活動の成功/失敗って、
良い求人に、良いタイミングで出会えるか?
によってほぼ決まってしまうのが現実です。
「能力的に優秀でやる気がある人なら、必ず良い事務所に入れる…」
というわけではないことに注意して下さい。
逆に言えば、経験的にまだ自信が持てない人も、
転職活動のやり方が上手なら、
ホワイト事務所に入れるケースはたくさんあるってことですね。
転職活動って人生でそう何度もやることではないですから、
なんとなく…で進めてしまう人も少なくありません。
特に、退職ギリギリのタイミングで求人リサーチを始めてしまい、
良い求人がなかなか見つからず、
あせってブラック求人に応募する…
みたいな失敗はとても多いので注意して下さい。
優秀なのに、転職活動のやり方がまずかったのが原因で、
ブラック事務所で働かざるをえない…とかめちゃくちゃ損ですよ。
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