- ロー卒無資格者はどうやって就活すればいいの?
- ロー卒無資格者が法律関係の仕事に就くのは難しい?
- 「無資格」だと就活のデメリットになる?
こんな悩みってありますよね。
司法試験に合格していないと、法律関係の仕事に就くのは難しいと諦めてしまう方もいるでしょう。
実際に私も司法試験に落ちて、一度は営業などほかの職場に就職しました。
でも、法律の仕事をしたかった私にとって楽しいと感じることはできませんでした。
この悩みは、就職先を選ぶことや自己PRを見直すことで解決することができました。
この記事では、ロー卒無資格で就職活動にお悩みの方向けに、法律関係の仕事に就くポイントを説明します。
是非参考にしてみてください。
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この記事の目次
ロー卒無資格者の就職先の選択肢は?

ロー卒無資格者が働きやすい職場とはどのようなものなのでしょうか
ロースクールを卒業しているが、司法試験に合格していない状態を「ロー卒無資格者」と呼びます。
司法試験に合格していなくても、せっかく勉強した法律の知識を活かした仕事に就きたいと考える方は少なくないでしょう。
ここでは、ロー卒無資格者におすすめの就職先について紹介します。
主な選択肢は三つ!
弁護士など、法曹に進まなかったロースクール出身者におすすめの就職先は主に以下の三通りです。
- 一般企業の法務部員求人に応募して働く
- 弁護士事務所でパラリーガルとして働く
- 一般企業で通常の大卒生・院卒生に混ざって就職する
この中でも法律の知識を活かし一定の年収を確保するには、一般企業で法務部員になるのがおすすめです。
パラリーガルは、平均年収が400万円程度になってしまうという欠点があります。
また、一般企業での通常就職だと法律の知識が活かしにくく、ほかの就活生と差をつけるのは難しいでしょう。
狙い目の企業は?
狙い目の企業は、上場を控えていたり上場して間もなかったりする会社です。
そのなかでも、社員数が500人~1,000人程度の中規模企業がおすすめです。
このような中小企業の場合、法務としての対応事項も多く人手が足りていないことも少なくありません。
そのため、無資格者でも就職しやすい傾向にあります。
また、株主総会対応やコーポレートガバナンスなども狙い目です。
弁護士のアドバンテージが少ない業務に携わることで、より自由度の高い仕事をすることができます。
一方で小規模の企業になると、法務部としての組織が整備されていないことがあります。
そのため、法務の仕事をしたい場合はあまりおすすめできません。
また、大企業では企業内弁護士を数多く雇っているケースも多く、無資格で就職するのは難しいでしょう。
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こうやって攻略!ロー卒無資格者の自己PRのコツ

無資格だからこその自己アピールが重要
1. 応募先企業のニーズを把握し、それに合わせた自己PRを用意する
ロー卒無資格者の自己PRにおいては、就職先企業の立場に立って「何故、無資格者を欲しがるか?」を考えるのが重要です。
弁護士だと法律の知識に縛られ画一的な業務をしがちですが、法律の知識に縛られない柔軟性がロー卒無資格者の強みの一つです。
この柔軟性を活かし、企業に合わせたニーズを考えて自己PRに繋げていきましょう。
社内風土に調和する人材を探している企業に対しては、「人の役に立ちたい」という想いをアピールすることが有用です。
単に法律の知識だけでなく、法曹を目指し始めたエピソードなども交えて積極的にアピールをしていきましょう。
2.「ロー卒無資格」であることを肯定的に語る
「無資格」というと不利なようにも聞こえてしまいますよね。
しかし、「弁護士」という型にはまらず柔軟に業務ができると考えると有利にも働きます。
事務局対応も業務に含まれている企業の場合、「個人の力」が問われやすい弁護士とは違った利点を生み出すことができます。
例えば模擬裁判や検討会で培った事前準備の力をアピールすることで、弁護士との差別化をすることができます。
このように、「無資格」だからこそのメリットを訴求することも極めて重要です。
3. 法律の知識以外をアピールする
また、「無資格」であることから「ひたむきさ」をアピールすることも有効です。
企業が求めている人材は、自分たちのビジネスの知識も踏まえた上で法務的な知識で発言のできる人です。
無資格だからこそ、貪欲にビジネスを追及していくひたむきさを持っているとアピールすることで好印象を与えることができます。
また、資格を持っていないからこそ早々に転職することは極力控えましょう。
長期的な目線で知識を身につけ、企業に利益をもたらし続けることができるとアピールすることが有用です。
4. ストレス耐性の高さをアピールする
ロー卒無資格者の最大の武器は、ストレス耐性の高さです。
現代社会において強いメンタルを持つ人材は、どんな企業も欲しがる要素です!
法科大学院は「懲役3年」といわれるほど過酷な環境です。
さらに資格を取らずに就職するというのは、まさに茨の道です。
そんな茨の道を突き進むチャレンジ精神が、強いストレス環境でも自分の力を百パーセント発揮することができるでしょう。
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ロー卒無資格者の就職には「自己主張」が重要
- 就職先は一般企業の法務部員がおすすめ
- 自己PRでは柔軟性を主張する
司法試験に合格していなくても、法律関係の仕事をすることは十分可能です。
資格保有者にはない柔軟性や自由度やひたむきさ、ストレス耐性の高さなどを武器に自己アピールをすることが大切です。
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